天沼・永福北・上高井戸保育園の民営化に反対意見を述べました。
天沼、永福北、上高井戸保育園の民営化に反対です。
杉並区では平成16年度の高井戸保育園の公設民営(指定管理者制度導入)から始まり、保育園の民営化が進められてきました。6月1日の私の一般質問の際、「直営保育園の場合は経費のすべてが区からの負担となるが、民営化した場合は直営の場合の4分の1程度の負担になる」との答弁がありました。民営化しなければ金を出さない。まさに民営化は国策として行われており、民営化を進めざるをえない状況をつくりだしている国の問題が根幹にあると思います。
区は民営化のメリットについて、「区立保育園では実施していなかったサービスが好評」と答弁しましたが、では、その「サービス」を実際に担っている保育労働者の労働環境にとってはどうでしょうか。そもそも、保育を「サービス」として扱うこと、保育で儲けを出そうとすること自体が間違っていると私は思います。保育は金儲けの道具ではありません。
ある保育士の方は、「ただでさえ人員不足。おむつのサブスクが始まって保育士がおむつをサイズごとに管理し発注しなければならず大変。もちろん保護者の要望にも応えたいがそのためにもまずは人を大幅に増やしてほしい。」と意見を寄せてくれました。さらに、直営の保育園で働いている方からも、「今年度新たに配置された職員は常勤より会計年度任用職員が多い。会計年度任用職員がいないと職場は成り立たないのに都合のよい雇用の調整弁にされている」と切実な声を聞きました。
保育労働者を非正規に置き換え、低賃金で使い捨てにする民営化に反対です。
※写真は6月1日の一般質問のものです。