3/21杉並区議選決起集会でのほらぐちともこの決意表明

今こそ杉並から戦争反対の声を


私は「杉並から戦争とめよう」のスローガンを掲げて4月区議選を闘います。今日、岸田首相がウクライナを訪問しました。また18日には石垣島の自衛隊基地へのミサイル搬入が強行され、沖縄の人たちが絶対反対で実力で闘っています。この状況の中、本当に今、杉並から「戦争絶対反対!」の声を上げなければいけないと思います。
米軍は日本列島を対中戦争のための出撃拠点にしようとしていて、その戦略に自衛隊も動員しようとしています。岸田政権の安保政策、「反撃能力」の保有や軍事費2倍化もそのための動きです。そして今、全国の自治体では自衛官の募集業務が大きな問題になっています。私は2019年に初当選して以来、一貫してこのテーマを取り上げてきましたが、杉並区は18歳と21歳の男女、15歳の男子の名簿を作成して自衛隊に閲覧させています。区長が代わっても依然として同じことが続いていて、議会では私以外に誰も反対しない。ほとんどの区民が知らないところで戦争準備が進められているのです。絶対に許せません。
また今、杉並には毎週毎週、全国の右翼が街宣車を連ねてやってきて「洞口朋子に投票するやつは許さない」などと叫んで回っています。これに対して区民から「右翼なんかに負けるなよ!」という応援の声がどんどん上がっています。3月5日に行った国際婦人デーのデモには、赤ちゃんを抱いた女性が右翼の街宣車なんか全然気にしないで飛び入り参加して、帰り際には「デモをやってくれてありがとうございます」と言ってくださいました。  右翼の卑劣な攻撃、区民への恫喝を絶対に許さず、戦争絶対反対を貫いて断固闘う決意です。

区議会のオール与党化うち破る


初当選から4年間の経験を通して、今あらためて思うことは、議会の中に真実はないということです。議会ではどんな議題も「問題ありません」と片づけられるけど、現場では問題が起きているんです。だからこそ、議会ではたった一人であっても、現場に根差して真実を明らかにしていくことに議員としての自分の存在意義があると確信しています。
この間、非常に反響が大きかったのは、区長肝いりの政策条例として出された「性の多様性」条例に反対したことでした。これは女性の権利、特に男女別が原則の空間や女性専用スペースの破壊をもたらし、実際に性犯罪・性暴力・性差別があふれている現実を度外視して「多様性」の名のもとに女性差別を固定化するもので、性的マイノリティーの解放にも全くならない内容でした。多くの区民、特に女性から反対や抗議の声が上がり、私も実際に会ってお話を伺いましたが、条例への疑問を述べるとSNSなどで「差別だ」とレッテルを貼られ、攻撃されるそうです。そんなやり方で女性の怒りや切実な訴えが切り捨てられ抑え込まれるのは絶対に許せないと、私は区議会で理由を述べて反対しました。これに「よく言ってくれた」「とても心強い」とたくさんの声が寄せられています。
利権まみれの阿佐ケ谷再開発、西荻の住民を追い出す道路拡幅計画、児童館廃止——かつて41あった児童館が26まで減らされ、先日も下高井戸児童館の廃止が決定されて、さらに阿佐ケ谷南の児童館も廃止が狙われています。岸本聡子新区長が誕生して半年が経ちますが、児童館廃止も再開発も自衛官募集業務も平然とやられているんです。その岸本区長から先日、政策合意書という文書が配られました。そこに書かれている7項目に合意するなら4月の区議選で応援に行きますよ、という内容です。区議会をオール与党にするための「踏み絵」ですね。私はこれを見て、あらためてこのオール与党の構図を打ち破る1議席が絶対に必要だと思いました。区長が誰になろうとダメなものはダメだと、絶対反対を貫いて闘いたいと思います。
 

社会変える力は労働者・住民に


区議選には80人近くもの候補者が立つと見られていますが、私が他のどんな政党・党派とも違うのは「資本主義社会を前提にしない」ということだと思います。それと、議会にはなんの幻想も持たないこと。この社会を変える力を持っているのは議員や議会じゃない。やはり労働者であり、住民であり、若者・女性たちが本当に実力で行動に立ち上がることが、社会をつくる一番の原動力だと私は思っています。 あらためてそれを自分の原点として、4月区議選に絶対に勝利して、その力で新しい労働者の政党をつくりたいと思います。

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